SPECIAL INTERVIEW
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 ◆フットサルという競技について・・・
「サッカーとフットサルは別のスポーツ」

記者>>  フットサルというスポーツについてはどのような考えをお持ちですか?

佐藤>>  普段から言ってることなんですが、フットサルはサッカーとは全く別のスポーツです。 この1年半、フットサルに関わってきて思い知らされました。 限りなくサッカーに近いけど、実際にプレーしてみるとそうじゃない。 もちろん、サッカーをやってた人がフットサルに転向したときに有利だということは事実。 その逆もしかり。 ただ、本質的に違うところがたくさんある。 例えば、本来は室内の体育館でプレーするとか、ボールもあまり弾まない4号球を使うとか。

記者>>  人数やコートサイズもかなり違いますからね。

佐藤>>  そう。ただ、フットサルについて知識があまりない人だと、単なるミニサッカーだと思われてしまうケースが多い。

記者>>  確かに、今はフットサルブームと言われたりしていますが、実際に細かいルールを把握している人は少ないかもしれません。

佐藤>>  いくつものチームと対戦してきましたが、正式なルールに則ったうえで、「フットサル」のスタイルを確立させているところはほとんどありませんでした。 おそらく大半のチームがそうでしょう。その証拠に、ほとんどのコートは人工芝でしょ? 体育館でのプレーを見た、あるいは実際に行なった人には分かると思いますが、プレースタイルが人工芝のそれとは全く違ってくるんですよ。

記者>>  ほとんどのチームがやっているのはフットサルではないということですか?

佐藤>>  極端に言えばそういうことになります。 どこか、サッカーと混同してしまっている。 やはりフットサルを正式な競技として発展させていくためにはあらゆる面を改善しなければならないと思います。 屋外の人工芝ではなく、室内の体育館を利用できるような環境が求められてくる。 そういった底上げがプロリーグへと繋がるし、代表の強化にもなりますからね。

 ◆来シーズンに向けて・・・
「今年こそタイトルを」

記者>>  今後、チームに求めるものは?

佐藤>>  スイッチの切り替え。 「オン」と「オフ」の切り替えができるようにしていく必要があります。 集中するときはしっかり集中して、ハジけるときはとことんハジける(笑)。 そういうことが出来るようになれば、かなりスムーズに物事を運べるようになるので。

記者>>  監督という立場からみて、チーム内の雰囲気はいかがですか?

佐藤>>  みんなすごく仲が良くて、良い関係が出来てます。 ただ、監督、あるいはコーチと選手という立場ではまだ信頼関係が出来上がっていないので、今後築いていきたいです。

同年代の選手を指導するのは本当に難しいですが、全く苦にはならないんですよ。 むしろこういった環境を経験できて本当に幸せに感じます。 自分もまだまだ指導者として未熟ですし、経験も浅いのでこれから努力していきます。

記者>>  昨年は講習会にも数多く参加されたようですが?

佐藤>>  吸収できるものはできるだけ吸収したいですからね。 特にそういった場所(講習会など)には情報が詰まってますので。 レベルの高い会話がなされているだけでワクワクするんですよ。 本や雑誌でも、「フットサル」と付くものは全て入手するようにしてます(笑)。

記者>>  今年はどのようなことをしていきたいですか?

佐藤>>  とにかく試合に勝たせてやりたいですね。 このチームは勝利の味をほとんど味わっていないので、波に乗れば全てが上手く回っていくような気がするんですよ。 そういったことを考えると、マッチメイクなども慎重に行わなければならない。 昨年は大会が多かったので、今年は親善試合をもっと増やしていきたいと思ってます。

記者>>  最後に、来シーズンへ向けての抱負を。

佐藤>>  まだ今月末に今シーズン最終戦が控えてますが、そこでまず良い流れを作って来シーズンに繋げたいですね。 今年は試合ももちろんそうですが、今まで以上に練習に力を入れていきたいと思ってます。 内容をハードにするわけではなく、メニューに工夫を凝らして、みんなが楽しみながらも確実にレベルアップしていけるようなものにしていきたいです。 それから、今年こそタイトルを獲りたいですね。初詣で買って来ただるまに目が書けるように頑張ります。

【インタビュアー/山本武史(スポーツライター)】

(このインタビューは平成17年1月9日に収録されたものです)

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