REIICHIRO featuring SHERPA
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「出発〜北海道上陸」

8月6日(土)   〜川崎発長野経由北海道行きシェルパ、発車オーライ!!〜

午前6時に起床。注文していたナックルガードを出発前日に受け取ったのでしぶしぶ当日に取り付ける羽目に。 朝っぱらから工具箱を広げ、改造開始。汗だらだらになって20分ほどで取り付け終了。 出発日にようやく対北海道ツーリングの改造が完了した。改造が完了したシェルパは、
「早く出発しようぜ!!待ちきれねえよ!!」 と、言わんばかりに雄々しく見えた。


午後1時、キャリアに荷物を載せてしっかりと固定した。 エンジンを温めている間に出発時の姿を父に写真をとってもらったり、持ち物の最終チェックをしたりした。

シェルパのエンジンが温まった。
「じゃ、ちょっと北海道まで行ってくるわ!」
6割の恐怖心と4割の冒険心を胸に秘めて、長年の夢だった大冒険に出発!!

学校のゼミ合宿が8月7〜8日にあるので、まず長野県に行かなければならなかった。 愛車を満タンにするために、高校時代にバイトしていたGS(ガソリンスタンド)に寄り、 上司に北海道ツーリングに行くことを自慢しまくって、環八道路に向かった。 この日の環八道路はめちゃくちゃ渋滞していて真夏の暑さと渋滞道路の熱気のW攻撃で頭をやられた。 高速走行時の荷物の積載性チェックをするために関越高速道路を使った。 東松山ICで高速道路を降りて、R254で長野県に向かった。 群馬県に入ってしばらくしたらGSの社長から電話が来た。

 社長「北海道行くんだって?俺も8月22日くらいに北海道の富良野に行くんだよ。
             レイイチ(←GS時代のあだ名)は22日どこら辺にいる予定なんだ??」

 俺 「21日に阿寒湖に一泊する予定ですよ。地図上でいうと北海道の真ん中の右の方です。」
 社長「ふーん、22日に富良野来れそうだったら顔見せに来いよ。」
 俺 「(旅先で社長に会えたらおもしれーな!!ぜひ御飯をご馳走してもらおう(笑))
                                            わかりましたぁ!!」


長野県に入ってコンビニで一息つき、ゼミ合宿の場所を確認しようとしたときに合宿のしおりを忘れたことに気づいた。 宿の名前だけ覚えていたので急遽地元の友人Hさんに宿の名前を教えて、 住所・電話番号・地図画像を調べてもらい、メールで送ってもらった。 「Hさんに土産買っていかなきゃな・・・(苦笑)」 寝床を確保するために道の駅探しを開始。 最初に見つけた「道の駅みまき」にて四国ツーリングでなしえなかった初野宿ができた。

この日の走行距離・・・・・・・・・225km(神奈川県→東京都→埼玉県→群馬県→長野県)
今日の御宿・・・・・・・・・・・・・・道の駅みまき
この日必要だと感じたもの・・・忘れ物をしない賢さ

8月7日(日)   〜ODOメーター7777kmゲッツ!!〜

午後3時にゼミ合宿集合なので、それまでは長野県を観光することにした。 30分でテントを撤収して白樺湖に向かった。 途中に女神湖という湖があったので寄ってみて、1分ほど眺めていたが、 すぐに飽きて近くのグラウンドでサッカーの練習をしていたちびっ子たちを見学していた。 白樺湖に着いたが、やることがない!! とりあえず白樺湖を一周し、その後に藤城清治氏の作品が展示してある影絵美術館に行った。 自分はこの人の作品がとても好きで、見つけた瞬間に「行かなきゃ!!」と叫んでいた。 小さい作品からとても大きな作品まであって子供も大人も楽しめる美術館だった。 近くに日本一の洞窟風呂という風呂屋があって入ろうと思ったが、めちゃくちゃ料金が高かったのでやめて、 また道の駅みまきまで戻って近くのみまきの湯に入った。 昼飯にそばを食べて、ゼミ合宿の宿に向かった。 その途中「ODOメーターが7777km」になった。

「今日はいいことがありそうだ(笑)」
ゼミ合宿の宿に着き、しばらくのんびりしていた。 夜になって、ゼミ仲間みんなで千曲川の花火大会を見に行った。 生まれて初めて花火大会というものに参加した。

この日の走行距離・・・・・・・・・120km(長野県滞在)
今日の御宿・・・・・・・・・・・・・・湯元柏屋
この日必要だと感じたもの・・・時間を有効に使える賢さ


8月8日(月)   〜忍者→獣道ライダー→臆病者〜

ゼミ合宿が終了。ここから本格的に北海道へ向かう。

長野市の戸隠に忍者からくり屋敷があったので寄ってみた。 500円で戸隠民俗資料館・戸隠流忍法資料館・忍者からくり屋敷の3館に入れるのでお得だ。 中でも忍者からくり屋敷は絶対にお勧め!! 自分でからくりを解いて進んでいく屋敷で入ったら出口からしか出られない。 最初はワクワクしながらからくりを解いて進めたが半分くらい進んでいくとだんだんからくりが解らなくなって完全に行き詰まってオロオロしてしまった。 さらに言うと、ちょっと不安になっていて半べそかいていた気がする。 他のお客さんも全く進めないようでオロオロしていた。 屋敷にいた人全員でチームを組んで(脱出隊結成?(笑))脱出を試みたが、それでも先へ進めない。 見かねた係員のおっちゃんがからくりをひとつ教えてくれてようやく先に進めた。 後は脱出隊の連携プレーと協力でサクサク進めた。 屋敷を出たときには脱出隊のみんなに絆が芽生えていた(!?) からくり屋敷は30分以上時間に余裕があるときに入るのをお勧めする。 ちなみに自分は40分以上かかった・・・。 他の2館も見て回り、売店でそばソフトなるものを食べた。 ツブツブ感があってなかなか渋い大人の味だった。

再び北へ向かった。新潟に入って国道を走っていたつもりがなぜか国道から外れて県道を走っていた。 この県道がめちゃくちゃ入り組んでいてかなり迷わされた。 しかし、この道はあらゆる経験を積める「修行」に適した道だったのだ。 草ボーボーで道じゃない原野をシェルパで爆走したり、 道が土砂崩れで破壊されていてそんな危険なところへギリギリまでシェルパで近づいたり(一人チキンレース?)、 廃墟の集落の脇を通ったりと、実におもしろい県道だった。 しかし、ここで背筋が凍る思いもしたのだ。すごく急な坂があった。

「こいつ(シェルパ)で上れない坂はないぜ!!(笑)」と、意気揚々と上った。 上りきると廃墟があって、脇に廃墟に不釣合いな綺麗な軽自動車が停まっていた。 廃墟の奥を見てみると、真っ暗な部屋から老夫婦がご飯を食べながらこちらを見ていた。 その光景があまりにも不気味で怖かった。一目散にUターンして逃げた。 それからもしばらく県道迷路にはまっていた。 途中死んだ蛇を轢かれないようにと道の脇にずらしてやったりもした。

日が暮れてきて、「いよいよ国道に出ないとヤバイぞ!!」 ヒヤヒヤしながら国道を探し始めた。やっと県道迷路を抜け、国道に出て道の駅を見つけた。 野宿の準備をしていたらおっちゃんに道を聞かれたので教えると、「ありがとな!!俺は九州出身なんだよ!!」 と、出身地を名乗って去っていった。 「なぜ、出身地の紹介を??(笑)」それを不思議に思いながら眠りについた。

この日の走行距離・・・・・・・・・268km(長野〜新潟)
今日の御宿・・・・・・・・・・・・・・道の駅ふるさと会館
この日必要だと感じたもの・・・恐怖に立ち向かう勇気と度胸


8月9日(火)   〜転倒〜

本来なら11日から福島県いわき市「J−VILLAGE」にて川崎シュピーラの夏合宿をするため、 いわき市に向かわなければならなかったはずだったが、合宿は延期になったのでいわき市に行く必要はなくなった。 喜多方ラーメンを食べようと、新潟県から会津若松に向かう。 福島県に入って、R252でワインディングの道を楽しんでいた。

「ワインディング超楽しい!! タイヤの端をしっかり使えてるんじゃねぇ??(笑)」 と、かなり自分の腕を過信して走行していた。 だが、右カーブの覆道に入ったときにシェルパを初転倒させてしまった。 足がシェルパと地面の間に挟まれてしまって足が抜けない・・・。

「このままだったら後続車に轢かれてしまう!!」 一生懸命もがいて抜け出し、すぐにシェルパを起こして路肩に停車。 フロントフォークやハンドルは曲がっていないか、ホイールはゆがんでいないか、傷ついた部分はどこか。 初めて転倒したショックのせいか、自分の怪我よりシェルパの怪我の方を気にしてしまった。 右のミラーバーエンドナックルガードステップエンジンガードが傷だらけになっていた。 幸いにもタンクやエンジン周りは無傷だった。

おそらく右カーブにオーバースピードで進入し、 砂が浮いているところでフロントブレーキをかけてロックさせてしまったことがスリップの原因なのだろう。 とりあえず、広いところまで出て、再びシェルパの損傷箇所をチェック&写真を撮って記録した。 傷ついた部分を撫でながら、 「シェルパ・・・、ごめんな・・・。ごめんな・・・。」と、ぼそぼそとずっとつぶやいていた。

無意識にサークルの掲示板に転倒したことを書き込んでいた。 そうするとすぐに、サークルのN先輩とS先輩からメールが来て、励ましてくれた。 他にも掲示板上でたくさんのサークル仲間から励ましのレスをいただいた。 みんなの励ましのおかげで少し気分が落ち着いた。 喜多方市に入り、途中薬局で湿布を買って脚に貼り、ラーメン屋探しを始めた。 正確に言うとラーメン屋はたくさんあったので『うまそうなラーメン屋探し』だったのだが・・・。

ふぶき亭というラーメン屋でチャーシュー麺&チャーシュー丼のセットを食べた。 チャーシュー自体が濃い目に味付けされていて食べ応えがある。 スープも濃い目でなかなか自分好みの味だった。 ラーメンを完食してシェルパのところに戻るとまた転倒のことを思い出して気持ちが滅入った・・・。

山形県に入ったと同時に会津出身のサークルの後輩T君からからメールが来た。 T君{会津にいるならうちに泊まっていってくださいよ〜(^^)b} 俺 {ごめーん!!もう山形県にいるんだぁ(>_<)} あと一時間ぐらい早くメールが来ていたらこの日の野宿を免れたのに・・・。残念。 この日も道の駅野宿で一日を終えた。

この日の走行距離・・・・・・・・・313km(新潟〜福島〜山形)
今日の御宿・・・・・・・・・・・・・・道の駅大江
この日必要だと感じたもの・・・ツーリングジャケット、キズドライ、湿布、紙やすり、
                   充実した車載工具、ピカール、アクシデントに耐えられる気持ち

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